今日は、他の用事の帰りに下町風俗資料館に寄ってきました。
特別展はないものの、正月にちなんだ古いものを展示していました。
不忍池と競馬場 §
mixiの敬一さんの日記のコメント欄で唐突に不忍池についての話題が盛り上がり、そこで行われたとされる日本発の自転車のロードレースのコースは競馬場のトラックなのか、ということが気になり始めました。
ちなみに、明治時代、不忍池を囲む競馬場が存在していました。不忍池の形は、これが出来たときに現在の形になったと言います。この競馬場のトラックは、展示や販売している資料を見る限り、池の周囲に沿って一周する形だったと思って良いようです。観覧席は北側にあったようです。
また、この競馬場のトラックを使って自転車レースも行われたようです。その点には複数の資料が触れていますが、見た範囲では詳細が分かりません。
ここで問題は、競馬場のトラックは1周880メートルであるのに、ロードレースは1周1マイルのコースで行われたらしい点です。長さが合いません。
しかし、このトラックを使って自転車レースが行われたという記述があるのも事実です。
はたして、いずれかの情報が誤っているのか、それとも、競馬場のトラックは一部だけを使ったのか、それとも、別の自転車レースについて言及しているに過ぎないのか。
それが分かるかと思って寄ってみましたが結論は出ませんでした。
ちなみに、下町風俗資料館は図書室がありません。学芸員がいるらしいのですが、質問したときには不在でした。ちょっと残念。
気になった本 §
受付の脇で売っていた文庫本6分冊の台東区の歴史が気になりました。石器時代からの歴史が全て書かれています。その中には、家康が来る前の時代の記述も相当量含まれます。このあたりは、ぜひ読んでみたいと思いましたが、手を出すときりがないので今回は見なかったことにしました。